肉食と省エネ

前に、和牛1kgを生産するのに必要なエネルギーは11000kcalと書いた。なにやらすごいエネルギーのような気がするが、どれほどのエネルギーなのだろう。


1kgは一度に食べられないので、現実的な100gで考えよう。kWhに直すと、
11000/10*4.19/3600 = 1.28kWh
32型の液晶テレビが150Wの消費電力、発電の効率が40%(火力発電はこれくらいらしい)だとすると、液晶テレビを1時間見るのに必要なエネルギーは、
150/0.4=375Wh
すなわち、1280/375=3.4時間テレビをつけっぱなしにするのと、和牛100gを食べるのが同じくらいのエネルギー消費量らしい。


こうなると、あまり肉魚は食べてはいけないということになるのではないだろうか。といっても、肉魚を食べずに菜食主義、というのは現実には難しい。それじゃあどうするのかというと、どうしよう。
たとえば、1食につき150gの肉を食べていたのを100gにする。そうすれば和牛なら、テレビ1.7時間分エネルギー消費量を減らせる。さらに、牛じゃなくて豚にする。そうすればさらに1.2時間分減らせる。鶏にすれば1.9時間分減らせる。肉じゃなくて豆腐にすればいいのではないだろうか。どの程度減るのかわからないが。夏だから週に1回くらい冷奴にしてもいい。麻婆豆腐でもひき肉を少なめにすればよい。


これくらいしかないかなあ。